私たちNPO全健協は、安全で豊かな食生活を守るため、いろいろな活動を続けています。 気候、風土に根ざした、安全な食材の生産環境の保全。 健康づくりにつながる自然な食材の研究と情報の提供。 さらに、自然との共生の重要性についての啓発活動。 これら全てが、私たちの大切な取り組みです。

安全で美味しい食品を、
未来に届ける橋渡し

理事長　杢谷正樹

いまだ健康食品、自然食品という言葉が一般化していなかった1980年、NPO全健協は設立されました。 当時は専門小売店の方々が地道にお客さまお一人お一人と向き合っておられました。 自然、品質にこだわった食品の生産者さんにとっては逆風の時代だったのです。
しかし時代は進み、徐々に健康食品、自然食品に光が当てられるようになり、また、生産環境も重要視されるようになってきました。 これはNPO全健協と生産者さんたちが一つになり、市場に向き合ってきた成果であると信じています。
さらに時代は進むでしょう。SDGsでは「Goal：2 飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、 持続可能な農業を促進する」「Goal：3 あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、 福祉を促進する」「Goal :12 持続可能な生産消費形態を確保する」など、食、安全、環境などに注目した目標が多数立てられています。 食をめぐる環境を、私たち現代を生きる者は、さらに学び、考え、向上させていかなければならないのです。
NPO全健協の果たすべき役割は、時代と共に大きく、重くなっていると感じます。 作る人、食べる人、人の健康を診る人…多くの方々に支えていただきたい、そう願っています。